竹の塚・カリンロード商店街を歩いていると、「ここは何のお店なんだろう?」と思うお店があります。

「瀬谷商店」。どことなく、自分には関係がなさそうな雰囲気を感じ、これまで素通りしてきた、謎のお店でした。
50年以上続く燃料店。店内には燃料博物館のような光景も

瀬谷商店は、50年以上前から竹の塚で営業を続けている燃料店です。
店内には、LPガス、木炭、まめ炭、茶道用の炭など、さまざまな燃料が並んでいました。

瀬谷商店さんは、個人宅やアパート、キッチンカーや町会のイベントなど多岐にわたって燃料を提供しています。

瀬谷さんによると、かつては約300件ほどあった顧客も、現在は40〜50件ほどまでに減少したそうです。都市ガス化なども進み、周辺の燃料店も閉店していく中で現在でも営業を続けている数少ないお店です。

芋煮会などの地域イベントで火を使う際のサポートや、焼きそば用の鉄板一式のレンタルなども行っているそうです。普段は意識することが少ないですが、地域イベントの裏側を支える存在でもありました。

「これはもう売ってないんじゃないかな……」と、現在ではあまり見かけなくなった燃料や道具を紹介していただきました。


まるで燃料博物館のようです。昭和レトロ感じるアイテムもあり、燃料関係に興味のある方は一度訪れてみると面白い発見があるかもしれません。
平成元年、25歳で店を継いだ瀬谷さん

現在お店を切り盛りしている瀬谷秀一さんは2代目。平成元年、25歳の時にお店を次ました。店内には、昔の商店街イベントの写真も残されていて、長年にわたり地域と関わってきたことが伝わってきます。

実は消防団としても活動。現在は「足立消防団第8分団」の分団長

瀬谷さんには、もうひとつの顔があります。お店を継いだ平成元年から入団した消防団としての活動です。現在は「足立消防団第8分団」の分団長を務めていて、分団長としては今年で3年目になるそうです。燃料を扱う仕事と同時に、地域防災にも長年関わり続けてきたことがわかります。

さらに現在は、カリンロード商店街の会長としても活動しています。お店の外には、消防や商店街、地域のお知らせのポスターがたくさん貼られています。現在足立区で実施しているレシートde商品券事業の取り組みなどのお知らせも、ここでわかります。

燃料店、消防団、そして商店街会長として。瀬谷さんは長年、竹の塚の暮らしを支え続けています。
今回取材させていただいた瀬谷商店は、「何度も見かけたことはあるけど中に入ったことはなかった」という人も多いお店かもしれません。
燃料のことで相談したいことがある人は、瀬谷商店に訪れてみてはいかがでしょうか。
瀬谷商店 詳細
住所:東京都足立区竹の塚6丁目1−10
営業時間:9:00〜18:00
定休日:5〜11月は土・日曜・祝日、12〜4月は日曜・祝日

