
島根町会の方から「足立区で自動運転バスが走るそうです」という情報をいただきました。
足立区交通対策課に問い合わせたところ、令和8年(2026年)秋頃から試験走行を開始し、来年冬ごろからは実際に乗客を乗せた実証実験が始まるとのこと。
足立区のホームページに掲載されている情報も合わせてご紹介します。
自動運転バス実証運行の目的・背景
背景にあるのは、深刻なバス運転士不足。
足立区ホームページによると少子高齢化による利用者の減少や運転士不足により、区内では路線バスの運行終了や減便が相次いでいるとのこと。
竹の塚エリアでのバスの運行終了について、これまで何度かお伝えしていました。バス運転士不足は、私たちの暮らしに直結する課題です。

足立区内を走る地域密着型のコミュニティバス「はるかぜ」も、令和5年度に2路線、令和6年度末に1路線の計3路線が運行を終了しています。
そこで足立区が解決策の1つとして打ち出したのが、自動運転バスの実証運行です。
自動運転バスが走るのは「はるかぜ7号」の一部区間
気になる運行ルートは、令和6年度末に運行が終了したコミュニティバス「はるかぜ」7号の一部区間。西新井駅東口〜六町駅間です。

このルートは、令和7年9月にはるかぜ協働事業の運行会社の1社と協定を締結したうえで、複数の候補地で走行環境調査を実施して選ばれたもの。競合バス路線の状況、歩行者や自転車などの交通環境、歩道と車道の分離状況、路上駐車の状況、通信環境、沿線需要などを総合的に調査し、「他路線への展開を前提としたモデルルート」として選定されたそうです。
つまり、この西新井駅東口〜六町駅間でうまくいけば、足立区内の他のエリアにも広がっていく可能性があるかもしれないということです。
試験走行・実証運行のスケジュール
2026年5月26日時点では、ホームページにて以下のスケジュールが公開されています。
・令和8年(2026年)秋頃 試験走行開始
・令和9年(2027年)冬頃 乗客を乗せたレベル2自動運転(ハンズ・フリー)による実証運行開始
・令和9年度末まで レベル4自動運転(ドライバー・レス)に必要な国の許認可を取得
運行は月曜日から金曜日の平日、9時から18時の間で、1日に片道4便から5便を予定。現時点で想定車両はティアフォー社製の「Minibus2.0」という車両です。

ハンズフリーの運転からスタート予定
自動運転レベルはレベル1からレベル5の5段階に分類され、足立区の実証運行ではまずレベル2の「自動運転(ハンズフリー)」からスタート。これは運転主体はドライバーで、システムが運転を支援する段階です。
そして将来的には、特定の条件下でドライバーを必要としないレベル4自動運転(ドライバー・フリー)の実装を進めていくとのこと。
秋ごろの試験走行についても、改めてお伝えする予定です。

