竹ノ塚駅周辺の「バリアフリー計画」素案に意見募集、11/25まで。駅前・歩道・公園はどう変わる?

竹の塚周辺地区のバリアフリー化の考え方を示したイメージ図。駅前のウォーカブルエリアと周辺のネットワーク形成エリア
出典:足立区バリアフリー地区別計画(竹の塚周辺地区編)素案

足立区が、竹ノ塚駅を中心とした竹の塚周辺のバリアフリー化の計画「足立区バリアフリー地区別計画(竹の塚周辺地区編)」の素案をまとめ、区民からの意見を募集しています。募集は10月26日(月)から始まり、締め切りは2026年11月25日(水)です。

駅だけでなく、駅のまわりの道路や歩道、公園、区の施設まで、竹の塚の「歩いて移動する道すじ」をまとめてバリアフリーにしていくための計画です。区のホームページでは、計画のPDF(全124ページ)、概要が公開されています。この記事では、素案に何が書かれているのか、どうすれば意見を出せるのかをまとめました。

目次

どんな計画?

この計画は、バリアフリー法にもとづいて区が地区ごとに作る計画です。高齢の方、障がいのある方、子ども、子育て中の方、外国人の方など、誰もが駅から目的の施設まで安全に移動できるように、「どの施設を」「どの道を」「誰が」「いつまでに」バリアフリーにするかを決めます。

足立区では区内10か所でこの計画を作ることにしていて、区役所周辺、江北周辺、花畑周辺、綾瀬・北綾瀬周辺、六町周辺などはすでに策定済みです。竹の塚周辺は、いま策定中の地区です。

  • 対象の範囲:竹ノ塚駅を中心に、半径1,000mほどの徒歩圏(約437ha)
  • バリアフリーにする道すじ(生活関連経路):あわせて約40.9km
  • 計画の期間:2027年度(令和9年度)からおおむね10年間
  • 計画の決定:2027年2月ごろの予定

範囲は、駅前を中心とした「ウォーカブルエリア」と、その外側の「ネットワーク形成エリア」の2つに分けられています。駅前は、いま進んでいる東口・西口の駅前広場の再整備などとあわせて切れ目なくバリアフリー化を進め、外側では駅から各施設までの歩道のつながりを作っていく、という考え方です。

竹の塚のどこが、どう変わるのか

素案では、施設や道路の種類ごとに「いまの課題」と「これからの取り組み」が書かれています。竹の塚に住んでいる人にとって身近なところを抜き出すと、次のとおりです。

バス停・バス

屋根やベンチ、点字ブロックがないバス停が多いことが課題に挙げられています。竹ノ塚駅東口のバス停は、東口駅前広場の再整備(足立区・UR・東武鉄道が連携して進める再開発)にあわせて、乗り降りしやすい形に整備するとしています。バスは、段差の少ないノンステップバスを順次増やしていく方針です。

道路・歩道

歩道が狭い、途中で途切れている、傾いていてベビーカーや車いすが通りにくい、点字ブロックがない・欠けている、といった課題が挙げられています。対象には、竹の塚センター通り(足立15号)、舎人公園通り(足立16号)、赤山街道(足立2号)など、駅のまわりの見慣れた道が並んでいます。交差点では、音の出る信号機や、横断歩道上の点字ブロック(エスコートゾーン)の設置も必要に応じて進めるとしています。

公園

竹の塚第六公園、竹の塚第七公園、竹の塚六丁目児童遊園などが対象です。入口の段差や車止め、園路の凸凹、バリアフリートイレがないことなどが課題として書かれていて、入口や園路を平らにする、トイレを建て替えるときに誰でも使えるトイレにする、といった取り組みが挙がっています。

区の施設・駅・高架下

竹の塚保健センター・子育てサロン竹の塚、竹の塚地域学習センター・竹の塚区民事務所・竹の塚図書館などが対象です。案内表示をわかりやすくする、窓口に車いすで使える低いカウンターや筆談用具を用意して表示する、といった内容が書かれています。竹ノ塚駅と高架下の「EQUiA(エキア)竹ノ塚」は、すでにバリアフリー化されている施設として、今後の法令改正などにあわせて維持・更新していく位置づけです。

設備だけでなく、施設で働く人の接客・介助の研修や、「心のバリアフリー」(いろいろな人がお互いを理解し、支え合うこと)の取り組みもあわせて進めるとしています。

実際に竹の塚を歩いて出た声

この素案のもとになっているのが、2025年10月に行われた「まち歩き点検」。障がい者団体や地域の団体、地元の方などが実際に竹の塚の駅や道路、公園を歩いて点検し、その声が素案の資料編にまとめられています。たとえば、次のような声がありました。

  • 竹ノ塚駅の改札付近のタイルが、雨の日に杖を使う人には滑りやすい
  • 券売機の画面が車いすからは高く、照明が反射して見えにくい
  • 高架下の商業施設は、お店の数に対してトイレがバリアフリートイレ1つだけで、休日はいつも混んでいる。トイレの場所もわかりにくい
  • お店の前の看板やポールが、歩くときの妨げになっている
  • バス停に椅子が少ない。車いすで乗るのは後ろのドアからなので、そこまで屋根があるとありがたい

一方で、「駅のエレベーターが大きく、通り抜けできるので使いやすい」「駅の案内表示が大きくわかりやすい」など、良いところを挙げる声もありました。

たけトピの読者さんの中にも、障がいのある方や、そのご家族がいらっしゃいます。駅前がこれから大きく変わっていく竹の塚だからこそ、日々の暮らしの中で感じている「ここが通りにくい」「これがあると助かる」を、この機会に届けてみてはいかがでしょうか。

意見の出し方

意見は、足立区に住んでいる人だけでなく、区内で働いている人、通学している人も出せます。決まった用紙はなく、自由な形式で提出できます。

  1. オンライン:区の「意見受付フォーム」から入力
  2. 郵送:11月25日(水)の消印まで有効
  3. FAX:03-3880-5619
  4. 窓口に持参:区役所の開庁日の8時30分〜17時

郵送・FAX・持参の場合は、住所と氏名を必ず書き、題名に「パブリックコメント『足立区バリアフリー地区別計画(竹の塚周辺地区編)』への意見」と書きます。出した人の住所や名前は公表されません。

なお、寄せられた意見は、区が文字に起こした「全文」が公表されます。全文ではなく概要だけの公表を希望する場合は、意見の最初に「全文公表希望なし」と書き添えます。

素案の冊子は、区のホームページのほか、区役所の都市建設課(北館4階)や区民事務所、中央図書館などでも見ることができます。「全部読むのは大変」という方は、概要版(PDF)や読み上げ用のテキスト版も用意されています。

竹の塚の駅前や道路が、これからの10年でどう変わっていくのかがわかる計画です。気になる方は、ぜひ素案をのぞいてみてください。

足立区バリアフリー地区別計画(竹の塚周辺地区編)素案 意見募集の詳細

  • 募集期間:2026年10月26日(月)〜11月25日(水)
  • 意見を出せる人:足立区に住んでいる・働いている・通学している人、区内に事務所や事業所がある個人・法人・団体など
  • 出し方:意見受付フォーム、郵送、FAX、窓口への持参
  • 郵送先:〒120-8510 足立区中央本町1-17-1 足立区 都市建設部 都市建設課 ユニバーサルデザイン担当
  • 問い合わせ:足立区 都市建設部 都市建設課 ユニバーサルデザイン担当(電話 03-3880-5768/FAX 03-3880-5619)
  • 素案・概要版・意見受付フォーム:足立区ホームページ

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東京都足立区の地域メディア「たけトピ」編集者。竹の塚を拠点に、足立区の開店・閉店、まちづくり、行政、地域イベントなどを現地取材しています。竹の塚在住。旧Yahoo!ニュースエキスパートでは足立区を担当し、MVAを受賞

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