
竹の塚「アボ。フローラ」で出会った花と人の物語
「おすすめのお花屋さんがあります!」
そんな読者さんからのメッセージをきっかけに訪ねたのは、竹ノ塚駅から少し歩いた場所にある「アボ。フローラ」。母の日と、友人のお祝いが重なったタイミングだったこともあり、筆者も実際にお花をお願いしてみました。

実は、母の日の花を街のお花屋さんに直接頼むのは今回がはじめて。これまではネットショッピングで注文していました。出来上がったものを注文するのではなく、お花屋さんと会話をしながら注文できたことは新鮮でした。
一人で切り盛りする、ギフト特化の花屋さん

アボ。フローラは、店主の藤本さんが一人で営む、ギフトに特化したお花屋さんです。主に切り花を扱い、菊アレルギーもあって葬儀用のお花は控えめ。開店祝いや贈り物などの「ハレの日」を彩る花に力を入れています。

藤本さんは足立区・梅田の出身。ホテルの宴会場勤務を経て花の世界へ入り、荒川区町屋の青木生花店→大田市場→そして竹の塚にアボ・フローラを開店。なんと今年で17年目だそうです。お祝い花を多く手がけることもあり、竹の塚周辺のグルメ情報にも詳しい藤本さん。訪れた日には、なかなか普段知る機会のない絶品中華、ハンバーグのお店など教えてくれました。
名前より中身で勝負。「アボ」の由来

お店の名前「アボ。フローラ」の“アボ”は、藤本さんの下の名前・アキラに由来。幼少期のニックネーム「あー坊」から取ったそうです。「濁点がついてると覚えやすいでしょ」と、ユーモア混じりに教えてくれました。

名前より中身で勝負したい──そんな藤本さんの想いは、花のセレクトにも表れています。この日も店頭には、黒バラなど一風変わった花が並んでいました。

お花の価値を、もっと身近に

「コロナ以降、お花業界は本当に厳しい。資材もどんどん高くなってるんです」
そう話す藤本さんですが、「今だからこそ、お花のある時間や体験の価値を見直したい」とも。これまでこっそり開催していた“秘密のレッスン”も、今後は少しずつオープンにしていく予定とのこと。

アート好きな藤本さんの店内には、西洋美術の作品や雑貨も並び、まるでギャラリーのよう。花を選ぶ時間さえも、豊かな体験になりそうです。

母の日、そして人生の節目やお祝いに。
オンラインも便利ですが、“人と人をつなぐ街の花屋さん”での買い物も、素敵な時間ですね。
「アボ。フローラ」、ぜひ訪れてみてください。
📍アボ。フローラ詳細情報
店舗名 | アボ。フローラ |
住所 | 東京都足立区竹の塚1丁目29−11 |
営業時間 | 11:00〜21:00 |
定休日 | 日曜日 |
電話番号 | 03-5242-0481 |
関連リンク | 【Instagram】 |
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