今回は竹の塚出身のイラストレーター、勝倉大和さんにインタビューをさせていただきました。勝倉さんは生まれも育ちも竹の塚で、エキア竹ノ塚のポスターをデザインした人です。彼の作品や竹の塚でのエピソードについて詳しくお聞きしました。
勝倉大和さんのプロフィールとデザインスタイル
勝倉さんは竹の塚で生まれ育ち、現在も2児の父親として家族と共に地元で暮らしています。週末や休みの日には足立生物園や舎人公園、ギャラクシティに家族でよく出かけていて、とても大切な思い出の場所になっているそうです。老人ホームでのお仕事の傍らイラストを制作しています。
イラストは、主にiPadやアクリル絵具を使ってリアルなイラストを制作しています。建物、動物、植物、食べ物を融合させた少し不思議な空間を描くのが特徴。特に立体文字のデザインが多く、建物などのイラストと融合した作品が彼の代表作となっています。
デザインの原点:幼少期から現在まで
幼少期から絵を描くことが好きだった勝倉さんは、2018年に初めてデザイン公募(ザ・チョイス210回)で準入選を果たします。そこで自信を得た彼はその後も公募を続けていきました。準入選した作品は、彼が暮らしていた団地の上にケーキが乗っているというユニークなもので、屋上がケーキだったらいいなという空想から生まれたものです。
彼の立体文字への興味は、昔見たブロック塀のスプレー落書きを見かけたことがきっかけで、「絵は上手いのに字は汚い」とよく言われていたことから、文字を絵で表現することを試みるようになったそうです。
エキア竹ノ塚ポスターデザインの裏側
足立区でイラストを描けるアーティストを探していたデザイナーからの依頼で、今年1月頃からエキア竹ノ塚のポスターデザインを始めました。
エキア竹ノ塚の完成図を見ながら、竹の塚が明るい街になるようにと願いを込めて制作したそうです。本当は竹の塚ならではの風景として清掃工場の煙突を描きたかったが、エキアと向きが違うため断念。しかし、いつか描きたいそうです。ポスターの「竹ノ塚」という文字が立体になっている点が勝倉さんの持ち味が活かされています。
竹ノ塚で見ることができる勝倉大和さんの作品
実はエキア竹ノ塚のほかに、勝倉さんの作品を見ることができるスポットが2つあります。
珈琲館 竹の塚店
竹ノ塚駅から徒歩3分の場所にある「珈琲館 竹の塚店」には彼の作品が飾られています。かつて、現在は酒屋のカクヤスがあった場所がコンビニだった頃、勝倉さんはそこでアルバイトをしていました。その繋がりから、珈琲館に絵を飾らせてもらえるようになり、現在は作品を入れ替えて4回目になるそうです。(時期によって他の作家さんの絵が飾られています)
あさくら画廊
西保木間にあるアートギャラリー「あさくら画廊」の辻さんとは親しい関係で、ここにも彼の絵が飾られています。
勝倉さんがあさくら画廊の外に飾ってある辻さんの絵に気づき、声をかけたことがきっかけで親しくなったそうです。
勝倉さんの今後
そんな勝倉さんですが、2024年6月14日から2024年8月15日まで、スターバックスコーヒー池袋明治通り店で個展『イラストレーター勝倉大和の「入選」展』を開催するそうです。コーヒーを飲みながら勝倉さんの過去5年間の公募で入選した作品の原画を観ることができる素敵な展示です。
イラストレーター勝倉大和の「入選」展
イベント名:イラストレーター勝倉大和の「入選」展
会場:スターバックスコーヒー池袋明治通り店
会場住所:東京都豊島区南池袋1-18-17 I&Kビル 1F
開催日時:2024年6月14日(金)〜2024年8月15日(木)、7〜22時半(展示最終日は21時まで)
勝倉さんの作品や活動についてもっと知りたい方は、ホームページ、Instagram、Twitterをご覧ください。
これからもたくさんの作品を通じて、竹の塚の魅力が発信されることを願っています。御忙しい中インタビューのお時間をいただきありがとうございました!
ぜひコメント欄にご感想をお寄せください。
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