足立区六月の炎天寺で、今年も「一茶まつり」が開催されます。第64回となる今回は、11月23日(日)に法要や俳句クイズ、奉納蛙相撲、俳句表彰式が行われます。俳句好きの方にはもちろん、竹の塚地域の伝統文化に触れたい方にもおすすめの催しです。
一茶ゆかりの地・足立区六月の「炎天寺」
足立区六月にある炎天寺は、平安中期に源頼義・義家父子が建立したと伝えられる由緒ある寺院です。江戸後期の俳人・小林一茶とも縁が深く、千住の文化人・建部巣兆や、竹の塚に住んでいた作家・竹塚東子らと交流しながら、炎天寺周辺を歩き句を詠んだといわれています。
一茶はこの地域を題材にした句を多く残し、「蝉鳴くや六月村の炎天寺」「やせ蛙負けるな一茶是にあり」などが境内の句碑として建立されています。昭和37年には、地元有志が一茶の命日(11月19日)に合わせて「一茶まつり」を始め、以後、地域に根付いた行事として続けられてきました。
今年も名物・奉納蛙相撲を開催

まつりの名物となっているのが、一茶の句「やせ蛙負けるな一茶是にあり」にちなむ奉納蛙相撲です。細身の緑色の蛙と、大柄の茶色の蛙が相撲をとる演目で、会場は毎年大きな笑いと拍手に包まれる人気企画です。
俳句が好きな人におすすめ「だれでも1句俳句大会」
個人はもちろん、家族や友人同士でも応募できる「だれでも1句俳句大会」も開催されます。11月19日(水)までに炎天寺へ郵送で応募すると、入選した5句が当日に表彰されます。俳句に親しんでいる方はもちろん、これを機に一句ひねってみたいという人にもぴったりのイベントです。
応募先:炎天寺(〒121-0814 東京都足立区六月3丁目13-20)
ハガキでご応募ください。
一茶まつり 当日のスケジュール

イベント名:第64回 一茶まつり
開催日時:2025年11月23日(日) 10:00〜13:00
場所:炎天寺(足立区六月3-13-20)
内容
・10:00 一茶忌法要(本堂)
・11:00 俳句穴埋め想像力クイズ(参加自由、景品あり)
・12:00 奉納蛙相撲
・12:30 だれでも1句俳句大会 表彰式
※当日は駐車場が利用できません。公共交通機関をご利用ください。
地域の歴史と俳句文化に触れられる「一茶まつり」。秋の散策を兼ねて、ぜひ炎天寺へ足を運んでみてください。


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