たけトピ編集部の休日。今回は、足立区内の自然と触れ合える活動「あだち道草の会」に参加して、秋の元渕江公園を訪れました。
この「あだち道草の会」は、足立区内の公園や自然スポットを巡りながら、季節の植物を楽しむ活動でNPO法人森林インストラクター会フォレストの先生と一緒に自然を学べる会です。詳しくは記事の後半でご紹介します。
今回は春と秋に咲くという珍しい「アーコレード桜」がテーマです。一体どのような植物なのか楽しみです。
あだち道草の会では毎回、観察する植物について解説した資料が配布されます。
公園に足を踏み入れて左に進んでいくと見えてきたのは「ウバメガシ」という植物です。
この木は備長炭として使われている木で、どんぐりのなる木の一種です。低木なのでどんぐりがなっているところを目線に近い高さで観察することができます。
このように植物の解説に耳を傾けながら公園を歩いていると、公園内には実にさまざまな植物があることに改めて気付かされます。
この木は、カシワです。秋になるとどんぐりの実がなります。
カシワのどんぐりは、あまり多くはならないそうで、先生が見本を持参して見せてくださいました。よく探してみれば見つかるかもしれないので、今度子供と一緒に探してみたいと思います。
元渕江公園の中にある、「足立区生物園」へ。足立区生物園では蝶を育てています。元渕江公園は、蝶の幼虫の食草として、ミカン科の植物が多く植えられているそうです。
いつもは生物の観察がメインで訪れていますが、今回は植物に焦点を当てての見学です。
こうして見回してみると、生物園の中にもさまざまな植物があることに改めて気付かされます。
生物園を見学した後は、今回のメインである秋にも咲くという、「アーコレード桜」。
この下の写真の左側がアーコレード桜です。
一見何もなさそうなのですが、よく見てみると桜が咲いています。
多くの桜が春にしか咲かない中で、秋のこの時期にも桜の花を見ることができるアーコレード。
ぜひ秋に訪れた際には注目してみてください。
ここで、あだち道草の会についてご紹介します。
「あだち道草の会」は、足立区内にお住まいの方、またはお勤めの方を対象に、年間10回程度、足立区内およびその周辺の季節の草花を中心にめぐる活動です。年会費2,000円で、季節の移ろいを感じながらさまざまな草花や樹木の知識を深めることができます。
地元で身近な自然と触れあいたい、普段なかなか気がつかない植物や自然の魅力を発見したい、リフレッシュしたいという方にとっては気軽に参加できる良い機会です。平日開催の時もあれば土日開催の時もあり、都合に合わせて参加できます。
12月は、7日(土)に舎人公園の黄葉と薬師寺の紅葉を観察しに行く予定とのことです。
興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。
植物教室「あだち道草の会」
主催:NPO法人フォレスト 萩原さん
お問い合わせ先メールアドレス:rdmx424@ybb.ne.jp
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