足立区で、自動運転バスの実証運行に向けた準備が進んでいます。
運行予定の区間は、西新井駅東口から六町駅まで。2026年11月から乗客を乗せない試験運行を開始し、2027年2月ごろから一般の方も乗車できる実証運行が始まる予定です。

10月14日(水)、セブン-イレブン足立島根店・島根住区センターで「自動運転バス車両展示会」が開催されたので、実際に車両を見てきました。
自動運転バスの車内はどんな感じ?

今回展示されていたのは、ティアフォー製の自動運転バス「Minibus2.0」です。
一般的な路線バスよりも少しコンパクトな車両で、車内には普段利用しているバスと同じような座席が並んでいました。

車両の定員は、自動運転時が15人、手動運転時が28人とのことです。

車内後方には、AIによる情報処理を行うコンピューターが設置されていました。

前方のモニターには、運行の様子が表示されるそうです。

座席の横にはUSBの充電ポートも設置されています。こちらは乗客がスマートフォンなどの充電に利用してもよいそうです。
最初は運転手が乗車する「レベル2」からスタート

自動運転と聞くと、運転手がいないバスを想像するかもしれませんが、今回の実証運行は、まず運転者による監視と必要に応じた操作を行う「自動運転レベル2」からスタートします。アクセル・ブレーキ操作やハンドル操作をシステムが支援するものです。
つまり、最初から完全な無人運転になるわけではありません。
足立区の自動運転バス運行計画では、将来的に遠隔監視型の「レベル4」による自動運転を目指しています。
レベル4になると、決められた走行条件のもとで、運転者が操作しなくてもシステムが運転を担うことができるようになります。
運行ルートは、かつての「はるかぜ7号」の一部区間
今回、自動運転バスが走るのは、西新井駅東口から六町駅までの区間です。

このルートは、令和6年度末(2025年3月末)に運行を終了した足立区コミュニティバス「はるかぜ7号」の一部区間にあたります。かつてコミュニティバスが走っていた区間に、新たな交通手段として自動運転バスが導入されることになります。
運行本数は1日4〜5本を予定。
2026年11月から乗客を乗せない試験運行を行い、2027年2月ごろからは一般の方も乗車できる実証運行が始まる予定です。実証運行では、無料で乗車できる試乗期間も設けられる予定。今後は運行開始に向けて、バス停などの設置も進められていくとのことです。
会場には自動配送ロボットや移動販売車も!

今回訪れたセブン-イレブン足立島根店では、自動運転バス以外にも興味深い展示がありました。実はこちらの店舗、全国でもまだ数少ない、自動走行ロボットによる屋外配送を実施しているお店なんだそうです。

さらに、移動販売車両もありました。お話を伺ったところ、老人ホームや大学、都立高校などへ出向き、移動販売を行っているそうです。
自動運転バスに自動配送ロボット、そして移動販売車。人や商品を届けるための、さまざまな移動の仕組みを一度に見ることができました。
車両展示会は10月16日・18日にも開催

今回見てきた自動運転バスは、今後も車両展示会で実物を見ることができます。
■10月16日(金)
- 時間:10:00〜17:00
- 会場:六町駅前安全安心ステーション
■10月18日(日)
- 時間:10:00〜17:00
- 会場:ギャラクシティ
車両の展示のほか、事業や技術を紹介するパネル展示、自動運転シミュレーターの体験なども行われます。

実際の車両を間近で見ながら、これから足立区を走る自動運転バスについて知ることができる機会です。
かつてコミュニティバスが走っていた区間に登場する、新たな移動手段。
自動運転バスが身近な地域の交通をどのように変えていくのか、今後の動きにも注目していきたいと思います。
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