取材のきっかけは、竹の塚のカフェ「Flore(フロル)」のInstagramでした。
これから投稿にたびたび登場する予定だという、「この人は誰だろう?」と思い店主に聞いてみると、竹の塚で暮らしている結心(ゆうしん)さんでした。

実は、結心さんのお母さんがFloreの常連で、一緒に訪れるうちにすっかりお気に入りになったといいます。そんなFloreの隠れアイドル的な存在になりつつある、結心さんを取材しました。

憧れから始まった音楽の道
結心さんは竹の塚で生まれ育ち、今でもこのまちで暮らしています。
小さい頃から家族が東方神起の大ファンで、家ではいつも音楽が流れていたそうです。中でもジェジュンさんに強く憧れ、「自分も人前に立つ何かがしたい」と思うようになりました。
最初に選んだのは声優の道でしたが、養成所で演技や発声を学びながら歌のレッスンにも取り組むうちに、「歌っている時が一番自分らしい」と気づき、音楽の道に進むことを決心したそうです。
幅広いジャンルを吸収しながら、SNSで発信
韓国の音楽だけでなく、日本のビジュアル系バンドやアカペラなど、ジャンルを問わず勉強を続けています。TikTokでは流行中の音源を中心にカバー曲を投稿し、Instagramでは日常の写真も発信。少しずつフォロワーも増えて、応援してくれる人の存在が励みになっているそうです。


竹の塚での暮らし
竹の塚の街の印象を伺うと、「竹ノ塚駅高架下にエキアができて嬉しい」と笑顔を見せた結心さん。最近は友達からも、竹の塚に住んでいることが羨ましい、と言われるようになったそうです。祖母と一緒に暮らしていて、かつてイトーヨーカドーが閉店した当初は不便さを感じていたものの、今では少しずつ便利になってきたことを実感しているようでした。
一方で、竹の塚では音楽活動や、何かするための「場所」が少ないことも感じています。
「TikTokを撮るにしても、自宅ではなく外で撮る人が多いです。そんな時に竹の塚ではどこで撮ったらいいのか…。何かを始める一歩目が難しいと感じます。何かやりたいけど、何から始めたらいいかわからない、そんな時に自分と同じような気持ちの人と出会える場所があったらいいな」と話していました。


結心さんにとって、今年は勝負の年。音楽のオーディションは14〜18歳で活躍する人が多く、20歳という年齢は挑戦できる機会が少なくなっていくからです。
「今後の活動を見守ってもらえたら嬉しいです!」
と穏やかに語る結心さん。
この日のスイーツ
取材の場所となったFloreでは、9月下旬頃までの限定「米粉を使ったブルーベリーのバスクチーズケーキ」。国産ブルーベリーを使ったグルテンフリーのやさしいスイーツ。結心さんのインスタグラムでも紹介されています。
自分の夢に真っ直ぐ挑もうとしている結心さんの姿に元気をいただきました。
今後竹ノ塚駅高架下にできる予定のコミュニティスペースが、こうした活動を後押しする場になってくれたら、と少し期待を膨らませながら取材の時間を過ごしました。
これからの活動を応援したいと思います。
Flore bake&coffeeについては以下の記事で詳しくお伝えしています。


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